作編曲者のための
尺八講座

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ーーー 尺八とは ーーー

「真竹」という種の竹の、
根を含めた根から上の部分を加工した木管楽器の仲間です。
長さは1尺8寸(曲尺:545mm)を基準管として、
一寸刻みで半音ずつ異なる管があります。
(実際の長さは呼び名とは異なる)


**  一番左が1尺6寸管。一番右が2尺3寸管。 **

長さ「1尺8寸」を略して

「尺八」

という一般名称となりましたが、
長さ1尺6寸の物を称して「尺六」とは言いません。
一尺六寸の尺八、略して「六寸管」などと呼びます。

手孔は5個開いているものが古来からのものですが、
KEIZANは7孔開いているものを使用しておりますので、
今後の説明は、すべて7孔管を基準として説明します。

1尺8寸管の筒音(手孔を全て塞いだ音)は、Dです。
ですので、最低音という意味で、八寸管「D管」と呼んだりします。
この場合「ニ長調」と言う意味では無いことに注意してください。

なお、尺八界では、エエカッコしいが多いので、
アルファベットはドイツ語で読みます。
(なのに、E管だけは英語読みが多いという半端さ!)

(2005.06.23)
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