ーーー 尺八の音域 ーーー
さて、いきなりですが、
各管の音域を以下に一覧としてまとめます。
（KEIZAN所有の楽器のみ）
いきなり♭が７個着いたりして一瞬ビビリますが、
１尺６寸管がハ長調で最低音が「ミ」で、
それから、一寸呼び名が長くなる毎に半音ずつ
下がっていくだけなのです。
と、いうだけでは、ナニなので、若干の補足を。
上記一覧中で、上二つの音は、
実は速いパッセージの中で使える音ではありません。
音色的に悲鳴に近く、けたたましい音になります。
まぁ、これは、奏者の技量と、管（長さ）にも依るのですが…
通常使えるのは、最低音から２オクターブ＋１としておいてくれると、
吹く方は楽ができます……
あ…、ご参考までに…
出せと言われたら、
上の一覧の最高音より２個上の音ぐらいは
それなりに出せますが、
音が出るっちゅうだけで、楽音としては、如何なものか？
同じく、出せ！と言われると、
上の一覧の最低音より一個下の音も出せます…
が、やはり、音が出るっちゅうだけで、
楽音としては、如何なものか…
効果音としては、「…ぽい」のですがネ…
ぶっちゃけた話、
出るだけ〜！で良いのなら、
尺八の音域は３オクターブ以上あります。
一般論的に言うと、奏者から恨みを買いたいときは、
繰り返し転調と高い音での速いパッセージがお勧めです。
(2005.06.23)
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