作編曲者のための
尺八講座

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ーーー バッハを演ってみる  ーーー

さて、前章では、
唱歌の一部をお聴かせいたしました。

なーんで、いろいろな曲を尺八で演るかって言いますと、
ただ単にウケ狙い
思いまするに、未知の楽器を使って
作曲するにあたって、
一番大事なのが、
楽器のイメージだと思うんです。

で、

いきなり、大バッハ先生に犠牲になっていただきます。
バッハ先生、すんません…

曲は、

J.S.Bach
管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
より、 Badinerie

です。

あ、原曲はロ短調ですが、
一尺八寸管で演りたかったので、
転調してますです。
それと、
繰り返しはサボってます…ハイ…


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上のボタンが効かない場合はこちら

ハイ、まぁ、しかし、
なんという緊張感の無い演奏でしょうね〜
困ったもんです…

しかし、

尺八ぃい〜っ!

感を出すには
このぐらいのテンポの方が
表現がしやすいってもんです。

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…んで

「正規の速度じゃ演奏できねぇ〜んだろー」

などと言われるのは悔しいので、
余計なことだと思いつつ、
一応やってはみたんですが…………

上のボタンが効かない場合はこちら

ま、かなり苦しいと言えば苦しい…
ハッキリ言って、
こんなこたぁ、ヤルもんじゃないです。

そして、苦労の割には
「これってヘタなフルート?」
とか言われちゃいそうです。

いえいえ、ちゃんと
尺八で吹いてますっ!

尺八で、速いパッセージを吹くのは、
苦労の割には尺八っぽさが殆ど吹き飛ぶ、
かくも報われない作業なのでありました。

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音楽の神様に謝意を表しつつ
次の章へ。

(2006.04.16)

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友人の愛犬「酎助」は、

"ダラダラ吹き"
を再生したとき、
なぜかPCのスピーカーの前で
首をかしげて聞いていたそうです。 

"微妙な演奏"
の時は、元居た場所に戻って行き、

もう一度
"ダラダラ吹き"
 に戻ってみるとまた首をかしげて聴くそうです。

…うーむむむ…
新たなる研究テーマの出現か??

(2006.07.08追記)
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