作編曲者のための
尺八講座
ーーー バッハを演ってみる ーーー
さて、前章では、
唱歌の一部をお聴かせいたしました。
なーんで、いろいろな曲を尺八で演るかって言いますと、ただ単にウケ狙い
思いまするに、未知の楽器を使って
作曲するにあたって、
一番大事なのが、
楽器のイメージだと思うんです。
で、
いきなり、大バッハ先生に犠牲になっていただきます。
バッハ先生、すんません…
曲は、
J.S.Bach
管弦楽組曲
第2番 ロ短調 BWV1067
より、 Badinerie
です。
あ、原曲はロ短調ですが、
一尺八寸管で演りたかったので、
転調してますです。
それと、
繰り返しはサボってます…ハイ…
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上のボタンが効かない場合はこちら
ハイ、まぁ、しかし、
なんという緊張感の無い演奏でしょうね〜
困ったもんです…
しかし、
尺八ぃい〜っ!
感を出すには
このぐらいのテンポの方が
表現がしやすいってもんです。
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…んで
「正規の速度じゃ演奏できねぇ〜んだろー」
などと言われるのは悔しいので、
余計なことだと思いつつ、
一応やってはみたんですが…………
上のボタンが効かない場合はこちら
ま、かなり苦しいと言えば苦しい…
ハッキリ言って、
こんなこたぁ、ヤルもんじゃないです。
そして、苦労の割には
「これってヘタなフルート?」
とか言われちゃいそうです。
いえいえ、ちゃんと
尺八で吹いてますっ!
尺八で、速いパッセージを吹くのは、
苦労の割には尺八っぽさが殆ど吹き飛ぶ、
かくも報われない作業なのでありました。
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音楽の神様に謝意を表しつつ
次の章へ。